人を知る 制御開発 T.Oさん

人を知る 制御開発 T.Oさん

NITTOKU PEOPLE File01

制御開発

T.Oさん 入社3年目

知る

NITTOKU PEOPLE

NITTOKUへ入社を決めた理由は?

学生時代、物理系の研究室に所属し、簡単なプログラムを組んで解析を行っていました。この時の経験からプログラムの面白さを感じ、いつしか制御系の仕事に興味を抱くようになりました。特に機械の動きや機能を制御する“機械制御”に惹かれ、当社の会社説明会に参加。実際に製品を動かす様子を見学し、「自分が意図したどおりに機械を動かすことができたら、どんなに素晴らしいだろう」と思いました。就職活動中はシステム会社なども検討したものの、機械制御の仕事ほど魅力を感じられなかったですね。本社での説明会に参加後、福島の工場も見学しましたが、選考が進むに連れて当社への興味・関心が高まっていきました。また、シェアナンバーワンであることも入社理由の一つとなっています。

現在の仕事内容を教えてください

当社の制御部門では、制御設計と制御開発に分かれて業務を進めています。私は後者の制御開発を担当。具体的には、お客様のニーズを先読みして、将来性の高い制御技術の開発に取り組んでいます。制御開発担当の技術者はそれぞれ担当の研究テーマをもっており、私も入社1年目の冬から「画像判定により不良品を識別する検査装置に関する研究」を進めてきました。当社で使用している検査装置よりも、さらに精度の高い検査装置を実現することが本研究の目的です。これまで既存の判定装置で検証を進め、ようやく標準用となる機種の選定が終わったところ。現在、新しい検査装置を設備に組み込むにあたって、不良品の判断を巻線機のCPUが受け取れるようプログラムを組んでいるほか、検査装置の手順書などの作成を行っています。

どんなときにやりがいを感じますか?

入社前の希望通り、自分で組んだプログラムによって機械が動く瞬間を見るたびに、やりがいを感じています。もちろん、予測通りに機械が動かないことも多々あります。たとえ動いても、判定の精度が低ければ使い物になりません。試行錯誤が続きますが、だからこそ、求める動きや機能が実現できた時の喜びは格別です。また、先輩から刺激をもらうことも多いですね。当社の技術者は好奇心旺盛で非常に博学。研究で行き詰まった時に相談すると、「こうすればいいんじゃない」と新しいアイデアを次々と提示してくれます。これは他部門の先輩も同様です。実用化に向けたアドバイスをいただくこともあり、さまざまな部門の協力を得てこそ制御開発の仕事が成り立つことを日々、実感しています。

今後の目標を教えてください

「新たな制御技術を生み出し、実用化につなげていく」これこそが、制御開発担当である私の目標です。当社は、お客様が自社製品をつくるための生産設備を開発する立場にいます。つまり、現在、私が開発を進めている画像検査装置も含めて、すべてはお客様の設備・製品に付加価値を与えられる可能性をもっているということです。単に新しい制御技術を開発すれば良いのではなく、いかにしてお客様の自社製品の価値そのものを高めていけるか。この点を意識しながら仕事に取り組んでいきたいですね。また、尊敬する先輩方に少しでも近づけたらと願っています。開発の仕事に生き生きと取り組んでいる先輩方を見ていると、仕事を楽しむことの大切さを感じます。自分が持っているスキルを駆使して、さらに新しい知識や技術も取り入れながら、開発の仕事をとことん楽しめるようになりたいですね。

最後にメッセージをお願いします

私のように、大学で簡単なプログラムを組んだ程度の経験でも、入社後の研修や現場での経験を通じて、制御系の技術をしっかりと身につけることができます。特に当社は研修が充実しており、プログラムの基礎を学べるのはもちろん、実験機を使った研修もあります。もちろん、配属先でも先輩の研究を手伝いながら必要な知識を学んでいくことかできます。大切なのは経験の有無ではなく、制御開発の仕事に興味・関心を持っているかどうか。当社はモーション言語といって、大学などでは習わない言語を使っているので、「新しい言語を学ぶ」という点においては、経験者も未経験者も同じです。「未経験だから無理だろう」と最初から諦めるのではなく、まずはチャレンジしてほしいですね。